中国の技術業界最大手ファーウェイ・テクノロジーズ(Huawei Technologies、華為技術有限公司)はこれまで、通信網機器の開発と販売で成長してきたが、最近ではクラウド電算市場への進出を優先事項に位置づけており、存在感を劇的に強めている。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同社は先日、クラウド電算サービスをより魅力的かつ競争力のある商品にするために、向こう5年間に10億ドルという巨費を投資する方針を打ち出した。
同社はこの数ヵ月のあいだに、クラウド・サーバーやデータ・センター、クラウド・サービスといった分野に事業を拡大し、何件もの提携や買収を実行してきた。
ファーウェイの戦略は、たとえば、同社のデンター・センターを使う通信サービス会社(キャリヤー)や銀行が独自のアプリケーションを開発したい場合に、ファーウェイ製サーバーと相性の良いソフトウェアを顧客企業に提供し、データ分析やセキュリティーといった周辺の技術支援も同梱することで、顧客にとっての利便性を高めることが骨子の一つとして挙げられる。
同社は、10億ドルの予算をアプリケーションの共同開発や技術支援、技術研修、そのほかの環境整備に充当する計画だ。
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