持ち株親会社アルファベット(Alphabet)傘下のグーグル(Google)は22日、人工知能機能を組み込んだ新種のモバイル・メッセージング・アプリケーションを開発している。
グーグルは、自社開発のチャットボット(chatbot)と呼ばれる人工知能技術を応用したモバイル・メッセージング・アプリケーションを開発することで、フェイスブック(Facebook)の子会社で市場最大手のワッツアップ(WhatsApp)に対抗するかまえだ。
モバイル・メッセージング・アプリケーション市場では、ワッツアップのほか、中国のウィーチャット(WhatsApp)や、韓国の日本子会社によるライン(LINE)が支配的立場にあり、グーグルが出しているハングアウツ(Hangouts)やメッセンジャー(Messenger)という二つのアプリケーションは存在感が非常に弱い。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、グーグルでは、それらの大手に対抗すべく、メッセージング・アプリケーション内にチャットボット・ソフトウェアを統合することで、利用者の質問に答える機能を備える計画だ。
利用者は、同アプリケーションを使って通常通りに友人らとテキスト・メッセージを送受信できるほか、チャットボットに質問をテキスト送信すれば、チャットボットが質問の意味を認識して、ウェブサイトやそのほかの情報源から調べた結果を利用者に提示する。
同アプリケーションの名称やサービスの開始時期はまだ決まっていない。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ