ラスベガスで6日開幕した世界最大の家電見本市「CES」では、無人機「ドローン」の展示に注目が集まる。昨年から大幅に拡大し、30社近くが出展。人員輸送型の大型機も登場するなど、展示内容も多様化した。
大都市での渋滞回避を目指して人員輸送型ドローンを初出展したのは、中国のEHANG(広州億航智能技術)。小型ヘリコプターほどの機体に操縦かんはなく、搭乗してタッチパネルに行き先を入力するだけで目的地まで全自動で移動する。
共同創業者の熊逸放氏は「今後10~20年で、人類は間違いなく今より空を飛んでいる」と予想。へき地からの移動や救急搬送などの用途も視野に入れている。2014年の創業以来、すでに投資家から5000万ドル(約59億円)超の資金集めにも成功した。(共同)
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