NYでアースデーに捕鯨に関する映画『Behind THE COVE』を上映

日本政府は2018年12月26日にIWC(国際捕鯨委員会)からの脱退を表明。今年6月30日には正式に脱退し、7月1日には商業捕鯨が再開される。これからますます世界からの批判や物議を呼ぶことが予想されるなか、世界最高峰の教育機関・アイビーリーグの一つであるコロンビア大学で、日本の捕鯨の正当性を主張するドキュメンタリー映画『Behind THE COVE』が上映されることが決まった。

これまで、主だった教育機関ではアカデミー賞受賞歴がある『THE COVE』が上映されることが多く、捕鯨問題には反対一色だった。『Behind THE COVE』は捕鯨賛否の両者の主張をバランスよく取材した作品であり、影響力のある最高峰の教育機関で、またアースデーという公式イベントでの上映となるのは初めてのこと。

アースデーは1969年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)で提訴され、毎年4月22日には地球環境を考えるイベントなどが行われる。コロンビア大学は、100名を越すノーベル賞受賞者、また映画理論を中心とする著名な研究者やアカデミー賞受賞者をはじめ、米国の政財界、学界、法曹界をリードする卒業生を数多く輩出している。特に記者の資質向上を目的としたピューリッツァー賞選考委員会が同校ジャーナリズム大学院に設置されていることを見ても、社会に与える影響力の大きな教育機関といえる。

当日は、上映会のほか、同作を手がけた八木景子監督によるQ&Aや懇親会なども予定されている。

■開催日時:2019年4月22日(月)
   5:00-6:45pm 『Behind THE COVE』上映
   6:45-7:15pm Q&A 八木景子監督
   7:15-8:00pm 懇親会
■開催場所:コロンビア大学 Room177-179(525 West 120th Street, New York, NY 10027)
■Behind THECOVEホームページ:http://www.behindthecove.com

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