3月12〜19日 NYの日本クラブで日本の美術工芸展を開催

香炉(並川靖之/明治)

ニューヨークで開催されるアジアウィークと同時期に、日本クラブ内の日本ギャラリーでは、今年も日本の美術工芸展が開催される。

今年のテーマは「儀式と伝統」。日本古来の香道、茶道、華道、仏教や神道の儀式、宮中や武家の生活様式、劇場、舞踊など、芸能に関する幅広い分野での美術工芸品が展示される。

本展では、帝室技芸員の並川靖之氏による修学院離宮を描いた七宝の香炉(1905)や、人間国宝の二代目前田竹房斎(まえだちくぼうさい)氏の竹の花籠「輪違文花籃」、漆芸家の岡田紫峰氏による蒔絵の重箱など、技巧を凝らした珠玉の美術工芸品を展示。また、明治から大正期にかけて東京・浅草で活躍した金工家の長谷川一清(玉東斎)氏の作品は必見だ。

玉東斎氏は、1893年のシカゴ・コロンブス博覧会や1900年のパリ万国博覧会、1905年の リエージュ万国博覧会等に出品するなど日本を代表する金工家として世界での評価がとても高い。本展では、高い彫金技術で迫真的に表現された鴨の香炉を展示する。さらには、印象的な紺碧の青「木村ブルー」で知られる現代陶芸家の木村芳郎氏の吸い込まれるようなコバルトブルーから淡い空色に変わるグラデーションの花瓶や、岐阜県重要無形文化財保持者の林正太郎氏による志野焼の茶碗など、見どころ満載の内容となっている。

重箱(岡田紫峰/昭和)

「儀式と伝統−日本の美術工芸」展
◾️会期:2020年3月12日(木)〜19日(木)
◾️会場:日本ギャラリー(145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019 日本クラブ7階)
◾️入場料:無料
◾️問い合わせ:212-581-2223 または info@nipponclub.org
◾️公式ホームページ:www.nipponclub.org

特別講演会
ロサンゼルス・カウンティ美術館 日本美術学芸員のホリス・ゴダ-ル女史氏を迎え、「日本の美術工芸における儀式と伝統」について話を伺う。

◾️日時:2020年3月16日(月) 3:00-4:00pm
◾️入場料:無料(要予約)
◾️申し込み:日本クラブ事務局(本多まで)yhonda@nipponclub.org

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