アメリカのオフィスに、新しい食の常識を – KOMPEITO USA Inc.

New Business Close Up

アメリカで新たな事業を手がける人物をクローズアップするインタビューシリーズ。

代表取締役CEOの渡邉瞬氏

日本発の健康社食サービスが米国進出

2012年に創業した株式会社こんぺいとう(KOMPEITO Inc.)は、日本国内で「OFFICE DE YASAI」という設置型の健康社食サービスを展開し、累計1万3000拠点以上に導入してきた実績を持つ。社員の健康と食生活を支える同社は、2024年にアメリカへ進出。米国法人KOMPEITO USA Inc.を設立し、新たに「Lumeal」という冷凍・冷蔵社食サービスの提供を開始した。

Lumealの仕組みと魅力

「Lumeal」は2024年2月からサービスを開始。オフィスに設置された専用冷凍庫から、社員が好きなタイミングで食事を取り出し、スマートフォンでQRコードをスキャンして決済、電子レンジで温めてすぐに食べられる仕組みだ。おにぎりBoxやチキンテリヤキ弁当など、バラエティ豊かな冷凍パックを用意し、1食約5ドルという手頃な価格で提供。さらに、毎月の商品補充により、常に新鮮な選択肢を提供している。プラントベースメニューなどヘルシーなオプションも充実しているのが特徴だ。

オフィスに設置する冷凍庫)

社員の健康とコミュニケーションを支える

このサービスは、忙しいビジネスパーソンがオフィス内で健康的な食事を簡単に取れる環境を作るだけでなく、社員同士のコミュニケーションの場としても活用されている。ハイブリッド勤務体系が増える中、設置型の社食という新たな概念は、日本で培ったノウハウを活かしつつ、米国の多様な食文化やワークスタイルに対応できるよう設計されている。

南カリフォルニアから全米展開へ

現在は南カリフォルニアを中心に、Spacesのようなコワーキングスペースや企業への導入を進めており、将来的には他州への展開も視野に入れている。代表取締役CEOの渡邉瞬氏は、「オフィスでの食の環境を整えることは、社員の健康維持やモチベーション向上に直結します。アメリカの企業にもこの文化を広め、働く人々の毎日をより豊かにしたい」と語っている。

KOMPEITO USA Inc.の挑戦は始まったばかりだが、ヘルスケアとテクノロジーを融合させた「Lumeal」は、米国市場における新たな福利厚生の形として注目を集めている。

PROFILE

KOMPEITO USA Inc.
渡邉瞬
1983年神奈川県生まれ。JMACで製造・物流や農業分野を担当するコンサルタントとして活躍後2012年にKOMPEITOを創業し、「OFFICE DE YASAI」で設置型健康社食を浸透させる。2024年に米国法人設立。現在は社食サービス「Lumeal」を通じて米国の働く環境に食×テクノロジーで新たな価値を提供ている。
Lumeal公式サイト(https://lumeal.us/

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