2月28日〜3月8日 ニューヨークで和紙・和紙製品の展示会を開催

和紙は2014年に世界遺産に登録されたが、国内需要は減少の一途を辿っている。また、和紙について正しい知識を持つ人も少なくなり、海外では和紙に似た紙が和紙として販売されているケースも見られる。

このような実情を変えるために、愛知県立大学および愛知県立芸術大学の学生が、大学主催の学生自主企画において、和紙の展示会「The Story of Washi in New York -Moriki Paper, the leading exporter of Japanese paper to the U.S.-」を企画した。

展示会は和紙専門輸出商社の株式会社森木ペーパーとの協働プロジェクトで、2月28日〜3月8日にニューヨークのブルックリンで開催される。展示会の目的は、さまざまなトピックで和紙の正しい知識の発信を行い、暮らしと芸術における和紙利用の促進を果たすことと。また、アンケート調査により海外(ニューヨーク)における和紙文化の発展の可能性も探る。

会場では和紙の原料や特性、製造工程、美術品修復などに関するパネル展示のほか、暮らしと芸術の両面における和紙の利用例としての和紙製品・作品が展示される。さらに、 和紙の良さを実際に体感できる、書道とランプシェードづくりのワークショップも実施される。

The Story of Washi in New York -Moriki Paper, the leading exporter of Japanese paper to the U.S.-
◾️会期:2020年2月28日(金)~3月8日(日)
  ※3月1・7・8日にはワークショップを開催
◾️場所:NPO法人J-COLLABO(300 7th Street, Brooklyn, NY 11215)
◾️入場料:無料
◾️展示会HP:https://thestoryofwashi.wixsite.com/brooklyn

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