5月27日 日本クラブ・ウェビナー「日本の伝統工芸 – 漆芸と陶芸」開催

日本クラブでは、WEBギャラリーの出展アーティストである漆芸家の中島敦子氏と陶芸家の大貫博之氏をゲストスピーカーに迎え、それぞれの分野の技法や作品について話を聞くオンラインセミナー「日本の伝統工芸 – 漆芸と陶芸」が開催される。

中島敦子氏の講演トピックは、「漆とは?」。「今でこそいっぱしに『漆とは』などと語っている私は今でこそ漆を使って制作していますが、28になるまで合成樹脂製のお椀を漆器と思っていた物知らずで、漆はおろか工芸にもまったく興味がありませんでした。それがなぜか今は、漆という生き物に振り回されながらも離れられず、漆の声に謙虚に耳を澄ませる日々です。『漆って何?』、私に取り憑いて離れない漆の魅力の一端をお話しできたら嬉しいです」と中島さんは話す。

一方、大貫博之氏の講演トピックは「笠間焼について」。東日本最大級の規模を誇る笠間の陶芸産地は約240年前、信楽から来た陶工の技術を取得して始まった。その特徴は笠間の地で作陶することを条件に各々の世界観を自由に創作できることで、全国から陶芸作家が移り住む日本でも有数な産地となっている。近年、国内外で活躍の場を拡げている現代陶芸の精鋭、大貫さんに笠間焼について紹介してもらうとともに、作品の紹介と制作工程についての話を伺う。

講演時間はそれぞれ約20~25分、その後Q&A(質疑応答)の時間を5〜10分ずつ予定している。

日本の伝統工芸 – 漆芸と陶芸
■開催日時:2021年5月27日(木)7:00-8:00pm
■参加費: 無料(任意で医療従事者へのお弁当プロジェクトへ寄付)
■定員:先着500名
■申し込み:www.nipponclub.org

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