トークイベント「(不)可能な子供: アート、倫理そして生物学」開催

Image: Ai Hasegawa, (IM)POSSIBLE BABY, Case 01: Asako & Moriga, 2015; Digital photo prints and videos, dimensions variable; Courtesy of the artist.

ニューヨークのジャパン・ソサエティーは、アーティストの長谷川愛氏が国立女性美術館(National Museum of Women in the Arts)が主催する「New Worlds: Women to Watch 2024」に日本人として初めて選出された事を記念して、4月5日(金)にトークイベント「(不)可能な子供: アート、倫理そして生物学」を開催する。

長谷川愛氏は社会的なジレンマや倫理的な問いかけに、スペキュラティブ・デザインプロジェクトを通して取り組み、彼女の芸術作品は同性カップルが双方の遺伝子を受け継いだ子供を妊娠できるという未来を想像した「(IM)POSSIBLE BABY」のような、技術的・生物学的コンセプトに基づいている。本イベントでは、長谷川氏と共に国立女性美術館の副館長のアイリーン・ガトマン氏から長谷川氏のユニークな芸術的視点について話を聞く。本講演は英語で行われる。

「New Worlds: Women to Watch 2024」は、同美術館の7回目の「Women to Watch」シリーズであり、過去最大規模の展示内容で、長谷川氏を含む28名の新進気鋭のアーティスト達の作品が展示される。長谷川氏は、NMWA日本委員会とリージョナルキュレーターの藪前知子氏による候補者リストの中から、今回の国際展覧会の日本代表に選出されている。

ジャパン・ソサエティで開催される「(IM)POSSIBLE BABY: Art, Ethics & Biology」は、NMWA日本委員会が日米で展開する一連のプログラムの一環であり、長谷川氏と「New Worlds」の日本代表として推薦されたアーティストたち、そして芸術分野におけるジェンダー平等を目指すNMWAの使命を紹介する。

「New Worlds」は、無数の別世界を想像し、世界中の女性達の様々な観点や文化的視点を映し出している。この展覧会は、2024年4月14日から8月11日まで、ワシントンDCの美術館で開催される予定。

■日時:2024年 4月 5日(金)
午後6時30分~7時30分 トーク
午後7時30分~8時30分 レセプション
■参加費:一般 16ドル、JS会員・学生・シニア 12ドル
■会場:ジャパン・ソサエティー(333 East 47th Street)
ボックスオフィス:212-715-1258 月曜~金曜 午前9時~午後5時
またはJSウェブサイト www.japansociety.org

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