福島、人種、紛争などテーマ「ニューヨーク平和映画祭」4月1日開幕

 「第9回ニューヨーク平和映画祭」が、ニューヨーク・マンハッタンで開催される。今年は、福島、人種、紛争、アクティズム、ヒューマニティーなどがテーマで、アメリカ国内外から選ばれた10作品を上映する。

 東日本大震災から5年になるのに合わせて、福島をテーマにした2作品が上映される。

 故・若松孝二監督の弟子で「アジアの純真」の脚本や初長編作品「戦争と1人の女」で注目を浴びた井上淳一監督が、原発事故被害により苦悩する福島農家を描いたドキュメンタリー「大地を受け継ぐ」。

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 もう1本は、ミシガン在住の映像作家、椎木透子の監督作品「福島のつぶやき」。

 ほかに、「ヒロシマの校庭から届いた絵」。第2次世界大戦直後、アメリカの少年少女から文房具などが広島の子供たちに贈られ、そのお礼として子供たちが絵をアメリカに贈った。その子供たちが描いた絵が60年ぶりにワシントンDCのユニタリアン教会で再発見されたストーリーを描く。

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 秋に控えた大統領選挙に向けて移民問題が論点となる中、人種問題やアイデンティティーをテーマにした短編3作品、「I Am Still Alive」「America 1979」「Identity: Out of Shadows」も上映される。

◾️期間:4月1日(金)〜3日(日)、1日7pmから前夜祭(無料、要予約)
◾️会場:Unitarian Church of All Souls(1157 Lexington Avenue at 80th Street, NYC)
◾️チケット:http://nypff2016.eventbrite.com
前売り1日通し券12ドル、当日券15ドル(現金のみ)
◾️問い合わせ:contact@nypeacefilmfest.com
◾️詳細:www.nypeacefilmfest.com

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