H-1Bビザ、5日で上限に 〜 政府、抽選の実施を発表

 1日に受け付けが始まった外国人の特殊技能者向け短期就労ビザ(査証)「H-1B」の申請数が5日、年間発給枠の上限に達し、連邦政府はコンピュータによる無作為抽選を行うと発表した。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、申請が1週間足らずで上限に達したのは今年で4年連続。移民局は申請数の合計や抽選日を公表していない。

 ニューヨーク州の法律事務所幹部のロクサーヌ・ラビーン氏は「わずか5日で上限に達したことは、成長と雇用創出に寄与する外国人の才能と技術を米経済が強く欲している事実を示す」と語った。H-1Bは企業が外国人の身元引受人(スポンサー)となって申請する雇用ベースのビザ。特にハイテク業界で需要が高く、業界各社が発給枠の拡大を求めている。

 一方で査証制度をめぐっては、有能な国民の雇用機会が安い労働力に奪われているとの批判もある。実際、H-1Bビザの大半はインドを中心とした業務受託(アウトソーシング)企業が獲得し、ビザを使って人材を米国に派遣して技術を習得させた後に帰国させることが多い。

 ビザの需要は2007〜09年のリセッション(景気後退)期に落ち込んだが、11年から再び高まった。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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