IT大手グーグルは18日開幕した年次開発者会議で、人工知能(AI)の活用を加速する方針を示した。IT業界だけでなく自動車や通販など多様な業種で研究開発が進む分野への投資を強化し、将来は広告に9割依存する現行の収益構造を転換させる可能性もある。
「グーグルとの対話を続けてほしい」。カリフォルニア州マウンテンビューでの基調講演。ピチャイ最高経営責任者(CEO)は人工知能について、対話するほど賢くなり、利用者のためにもなると訴えた。
会議では、人工知能を盛り込み利用者の質問に答えるスピーカー「グーグルホーム」のほか、新対話アプリ「アロ」が発表された。アロは日本で普及している無料通信アプリLINE(ライン)と似ているが、人工知能がメッセージのやりとりに加わるのが特徴だ。(共同)
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