買い物の半分以上はネットで 〜 米消費者、スマホ利用も増加

 米消費者の買い物行動を追跡する貨物宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)とコムスコアの調査で、オンラインで買い物する割合が初めて実店舗を上回った。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、2012年に始まったUPS/コムスコア調査は、過去3カ月間に2回以上インターネットで食料雑貨の買い物をした5000人以上を対象に年1回行われており、16年は消費者全体で買い物の51%をウェブで行っていたことが分かった。半数を超えたのは今回が初めてで、14年は47%、15年は48%だった。

 今はスマートフォン利用者の44%がスマホ経由で買い物をしており、前年の41%から増加した。実店舗に行き、店内を回って物を買うという昔ながらの買い物は全体の20%で、前年の22%から減少。買い物をすべてネットで行うという人は42%を占め、残りはオンラインと実店舗での買い物を組み合わせていた。

 世代別に見ると、オンライン購入の割合はミレニアル(Y世代)が54%と最も高いが、非ミレニアル世代も急速にオンライン購入を受け入れており、14年の44%から16年は49%に拡大した。スマホを使って買い物をしているのはミレニアル世代で63%、ベビーブーマーは19%、最も年長のグループは8%だった。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る