木星を「征服した」 歓喜のNASAチーム

 無人探査機「ジュノー」の木星軌道投入に成功した米航空宇宙局(NASA)のチームが5日、記者会見し、主任研究者のボルトン氏が「木星を征服したぞ」と腕を突き上げて歓喜した。会場は歓声と拍手に包まれた。

 ジュノーは過去のどの探査機よりも木星に近づいて観測する。強力な放射線や周回するちりで探査機が損傷する危険もあり、軌道投入は至難の業だった。チームは「木星の近くに長時間いるのは危険だ」と指摘。約1年半の観測では、いったん近づいた後は遠くに離れる大きな楕円軌道を飛行する。

 最初の4カ月は準備期間で、木星をゆっくり2周。NASAは「観測機器を完全に展開して最初に木星を見ることができるのは今から53日後だ」と説明する。その後は2週間で木星を1周する所定の楕円軌道に入る予定だ。(共同)

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