メキシコの大富豪カルロス・スリム氏は、学生が無料で教材をオンライン利用できるよう、中古のスマートフォンを買い取って学校に寄付する事業を立ち上げた。
ロイター通信によると、この事業では、氏が所有する同国の通信大手アメリカ・モービル(America Movil)が、小学校の算数から大学の各種課程まで豊富な教材を提供するウェブサイト(Aprende.org)のコンテントを利用する人全員に、無料の無線ブロードバンド通信を提供する。サイトを利用するための通信端末を公立校に供給する方法として、購入後1〜2年の中古スマホを買い取る市場を作り、集めた電話を各校に寄付する仕組み。買い取り価格は、程度の良い端末で500ペソ(約26ドル)となる予定。
スリム氏は、スペインのテレフォニカやAT&Tを含め、メキシコで営業する同業も同じ仕組みで学生に教材への無料アクセスを提供することを望んでいる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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