インターネットの接続速度は世界的に速まっているが、米国は上位10ヵ国に入っておらず、特に携帯端末での無線接続速度では、多くの国に遅れをとっている。
USAトゥデイによると、コンテント・デリバリー・ネットワーク(CDN)大手アのカマイは、四半期ごとに発表している「インターネット接続の現状」という報告書なかで、デスクトップ向けインターネット転送速度世界平均が2016年第1四半期に6.3Mbpsだったと報告。前期比で12%、前年同期比では23%改善した。
最速の国は韓国で、前期から8.6%上昇して29.0Mbpsだった。2位はノルウェイの21.3Mbps、3位はスウェーデンの20.6Mbps。日本は18.2Mbpsと7位だった。米国は7.7%速くなったが15.3Mbpsで16位。
ピーク時速度の首位は今回もシンガポールで146.9Mbpsだった。
米国内では、ワシントンDCが、平均速度(24.0Mbps)、ピーク時速度(93.0Mbps)ともに米国内最速だった。米国内で平均速度がもっとも遅かったのはケンタッキーで、アイダホとアラスカがそれにつづいた。
一方、携帯端末向けの無線転送速度では英国が圧倒的に速く、27.9Mbpsで首位だった。もっとも遅いのはアルジェリアの2.2Mbpsで、前期に1.8Mbpsで最下位だったイランは4.7Mbpsに改善した。米国は5.1Mbpsでタイとほぼ同じだった。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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