アップル(Apple)は5日、ヴェンモ(Venmo)らに挑戦するモバイル送金サービスを発表した。
同サービスは、同社が5日にサンノゼで開幕させた毎年恒例の開発者会議WWDC(World Wide Developers Conference)で明らかにされたおもな新製品(サービスや機能、新型機種)の一つ。
同機能は、iOSのテキスト・メッセージング機能を使って送金できるようにする。リコード誌によると、米国内を対象に提供される同サービスは、アップルが2017年秋に投入するiOS 11のアイメッセージ(iMessage)内に自動的に表示される。利用者は、従来のテキスト・メッセージング機能を使うのとほぼ同じような使い方で少額を簡単にやり取りできる。
送受信される金額は、利用者らがアップルにあらかじめ登録したクレジット・カードやデビット・カードの口座に反映される。
受け取った金額は、アップル・ペイでの支払いに使うこともできれば、自分の銀行口座に入金することもできる。
モバイル送金サービス市場には現在、ヴェンモやスクエア・キャッシュ(Square Cash)、チェイス・クイックペイ(Chase QuickPay)、ペイパル(PayPal)といった主要サービス業者がある。
アップルの送金サービスは、アイフォーンやアイパッド、アップル・ウォッチの利用者に限定される。
【https://www.recode.net/2017/6/5/15741636/apple-pay-p2p-venmo-competitor-apple-pay-cash-money-transfer】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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