運転の最大の邪魔はナビ設定〜AAAの最新調査

 車のインフォテインメント(娯楽・情報)機能は運転手の注意力を低下させ、 中でもナビゲーション設定は最大の邪魔かもしれないという調査結果を、全米自 動車協会(AAA)が発表した。
 
 オートモーティブ・ニュースによると、調査はAAA交通安全基金の委託を受け てユタ大学が行い、2017年型の30モデルを対象に車載システムがドライバーの視 覚および認知能力に及ぼす影響を調査した。
 
 その結果、ナビゲーションの設定が最も気を取られる作業で、平均で40秒かか ることが判明した。 時速25マイルで走る車は、40秒でアメリカンフットボール のフィールド(縦100ヤード)4つ分の距離を移動する。 30モデルのうち12モデ ルで、車が走行中でもナビ設定ができるようになっている。娯楽情報システムがドライバーに要求する作業の水準を「低い」「適度」「高 い」「非常に高い」の4段階で評価したところ、「低い」と評価されたモデルは1 台もなく、「適度」が7台、「高い」は11台、「非常に高い」は12台だった。
 
 AAA基金のデイビッド・ヤン代表は「車載技術が適切に設計されていないと、 単純なはずの作業がドライバーには複雑になる可能性がある」と指摘した。 AAAのこれまでの調査では、米成人の3人に1人が運転中にインフォテインメン ト・システムを使っていることが分かっている。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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