中国の検索エンジン最大手バイドゥ(百度)は、自動車大手・北京汽車集団 (BAICグループ)と、2021年までに完全自動運転車を量産する戦略的提携を結ん だ。
テッククランチによると、BAICは百度の自動運転プラットフォーム「アポロ」 を使って19年までに自動運転に関する国際基準SAEでレベル3(条件付き自動運 転)の自動運転車、その2年後にはレベル4(高次の自動運転)のモデルを量産す る予定。
百度はアポロのほか、仮想アシスタント「DuerOS」、情報セキュリティ、画像 認識といった商品や技術もBAICに提供し、19年までには100万台以上のBAIC車が 百度のネットワーキング技術を搭載する見込み。両社は、クラウド経由の交通情 報などを含む商品やサービス用のクラウド基盤技術体系の分野でも協力していく という。
百度は17年7月、数年間の開発期間を経てさまざまなハードウェア、ソフトウ ェア、クラウド・データサービスなどを含む自動運転車用のオープンソース・プ ラットフォーム「アポロ」を発表。現在は自動車メーカーやティア1サプライヤ ーなど50社以上がアポロを使って自動運転技術の開発に取り組んでいる。
百度はこのプラットフォームが自動運転車技術の開発を加速させると見込んで おり、9月には最新版「アポロ1.5」を発表した。アポロを使った自動運転車の量 産では、百度は9月に安徽江淮汽車(JAC)との契約を発表しており、BAICは2社 目。最初の自動運転車の量産は19年半ばにJACの工場で行われる見通しとなって いる。
【http://www.ihssupplierinsight.com/news/5242360/baidu-plans-to-mass- produce-level-4-self-driving-car-with-baic-by-2021】 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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