江崎グリコは20日、素材を厳選し品質を重視したクラフトチョコレートメーカーのチョー・ベンチャーズ(TCHO Ventures、カリフォルニア州)を完全子会社化すると発表した。買収額は非公表で、2月内に手続きを終える。
江崎グリコのプレスリリースによると、米国のチョコレート市場は年間189億ドル規模で、近年は年率2%で成長している(ユーロモニターインターナショナル調べ)。チョーは高品質のチョコレートブランド「TCHO(チョー)」を展開し、その素材・製法の質の高さから国内で最も購買意欲の高いミレニアル世代から高い支持を得ている。米国の高級チョコレート市場は今後も成長が期待され、江崎グリコはこの市場で存在感を高めたい考えだ。
チョーは2007年の設立。CEOはマーセル・ベンズ氏。従業員37人。クラフトチョコを製造し、自然食品店やカフェなどに販売している。資本背景はドイツの流通大手タンゲルマン・グループ。主要株主はベンチャー投資ファンドのエミール・キャピタル・パートナーズ。
時事通信によると、江崎グリコはチョー製チョコを日本に輸入する予定はないという。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
トランプ政権、暗号通貨を連邦住宅ローン資産としてあつかう方針 〜 ファニー・メイとフレディ・マックに指令
-
2025年7月10日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ウェイモの料金、運転手不要でもウーバーやリフトより割り高 〜10ドル高くてもロボタクシーを呼ぶ消費者
-
テキサス州オースティン、技術業界での地位に陰り 〜 サンフランシスコとニューヨークの雇用機会が増加
-
2025年7月7日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
車部品業者、先の読めぬ電動化ペースに苦慮
-
マイクロソフト、約9000人を解雇へ 〜 人工知能基幹設備への投資がかさむなか、人員整理でコスト抑制
-
食品配達ロボット、街中で孤軍奮闘
-
米従業員50人に一人が先進的な電子メール脅威に遭遇 〜 インセプション・サイバー、最新の調査報告で警鐘を鳴らす
-
米オンライン小売会社ら、年間平均40万ドル以上を人工知能に費やす 〜 ストーリーブロック、最新の調査結果を報告
-
2025年6月19日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
中国ロボタクシー企業、相次ぎ中東進出~参入障壁の低さが魅力
-
アマゾン、人型ロボットによる荷物配達を計画