操縦士、客残し脱出 エジプト気球事故

 【共同】日本人4人を含む19人が死亡したエジプト南部ルクソールの気球墜落事故で、気球は降下中に数回爆発、エジプト人操縦士(28)=重体=が客を残して真っ先に脱出していたことが複数の目撃者の証言で27日までに分かった。

 AP通信によると、航空当局者は出火後に気球のガスボンベの栓を閉めていれば爆発を防げた可能性があったと指摘、操縦士の責任を示唆した。

 死亡した日本人は東京都在住の柘植和夫さん(66)と妻晴美さん(63)、寺田康秀さん(63)と妻麻子さん(63)。4人の遺体は首都カイロに運ばれた。ルクソール県のサード知事は27日、墜落現場を訪れ献花した。

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