UPS、ニュージャージーでソーラー計画推進

 米物流大手のUPSは、ニュージャージー州で自社運営による太陽光発電プロジェクトを推進する。

 エネルギー・マネージャー・トゥデイ誌によると、UPSは2012年秋、同州パーシッパニーの配送施設で1.2メガワット(MW)のプロジェクトを完成させ、2013年春には、セコーカスの施設で1.2MWのプロジェクトを完成させる計画だ。

 両プロジェクトを通じ、UPSの太陽光発電能力はこれまでの360キロワット(kW)から2760kWに高められ、年間300万キロワット時を超える再生可能エネルギーを生産できるようになる。

 UPSのプロジェクトは、開発から購買、建設の監督、太陽電池パネルの管理までを自前で行うのが特長。直接所有することで、現行から将来にかけての開発で大きな見返りが得られるという。

 通常のモデルは、パネル設置用の屋上スペースを第三者に委託する代わりに、20年に渡りエネルギー価格の割り引きを受けるやり方だ。

 UPSでは、パネル設置コストの低下や、技術改善、政府支援の拡大を受け、自前のソーラー・プロジェクトを構築する決定に至った。

 ニュージャージー州は現在、太陽エネルギー技術の設備容量が国内で2番目に大きい。

 UPSによるソーラー・パワー開発への参入は、2004年のカリフォルニア州パームスプリングスに遡り、現在でも約110kWの太陽光エネルギーを生産している。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る