経済活動概して拡大 地区連銀景況報告

 【共同】連邦準備制度理事会(FRB)が6日発表した全米12地区の連邦準備銀行の景況報告(ベージュブック)は、1月上旬から2月下旬の12地区の経済活動について、前回の報告時点(1月16日)と比べて「概して緩慢または緩やかに拡大した」とし、米経済は地域的に強弱が入り交じりながらもゆっくりとした景気回復が持続しているとの認識を示した。

 経済活動のペースについて「緩慢に拡大」「緩やかに拡大」とした地区が5つずつあった。ボストンは「引き続きゆっくり拡大」、シカゴは「ゆっくりと拡大」と報告した。

 小売業の調査先が昨年末の「財政の崖」交渉決着時に盛り込まれた社会保障税の減税終了や医療保険改革が、個人消費を抑制するとみなしていると報告。製造業の調査先は、政府の規制政策や財政赤字削減をめぐる先行き不透明感を成長鈍化の理由に挙げた。

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