赤字1兆8000億ドル追加削減へ 米予算教書で政権方針
- 2013年4月8日
- アメリカ発ニュース
【共同】オバマ大統領は10日、2014会計年度(13年10月-14年9月)の予算教書を議会に提出する。増税と歳出削減を組み合わせ、10年間で財政赤字を1兆8000億ドル(約176兆円)追加削減する方針を示す見通しだが、増税に対する野党の抵抗は根強く実現は容易でない。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、大統領は予算教書で赤字削減額のうち7000億ドル程度を増税で賄う計画。富裕層への優遇税制廃止やたばこ税の引き上げなどを盛り込むもようだ。
一方、歳出削減では、与党内で反対論が強い社会保障関係費カットに踏み込む。物価上昇の算定方式を変更することで社会保障給付額の伸びを抑制する仕組みを打ち出す方針で、昨年末に野党共和党といったん合意したが、その後見送りになった内容。再び歩み寄ることで増税での譲歩を引き出したい考えだ。
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