不測の事態に備える 東京マラソンが声明発表

 【共同】爆発が発生したボストン・マラソンとともに世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)」に加入する東京マラソン財団は16日、桜井孝次理事長名で「警視庁や消防などの指導を仰ぎ、引き続き十分な連携を取って備える」との声明を出し、不測の事態に備えた対応策の検討に乗り出す考えを示した。

 3万5000人を超えるランナーが集う東京マラソンではスタート地点などに不審物がないか警察犬による警戒を実施し、出場者には手荷物検査を行っている。だが、2月の大会で約130万人が集まった沿道の観客の所有物まで把握するのは難しいという。広報担当者は「警備強化を考えている。今後、対策はしていかないといけない」と説明した。

 同様にWMMに名を連ねるロンドン・マラソンの主催者は21日の大会に向けて「爆発のニュースを受けてすぐに警察当局と連絡を取った」と警備態勢見直しに着手したことを明らかにした。昨年は約3万7000人のランナーが参加。今大会には女子の渋井陽子(三井住友海上)赤羽有紀子(ホクレン)らの有力選手も出場を予定している。

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