サムスン、5G無線通信技術を開発へ 〜ウルトラ高精細映像を視野に

 サムスン電子は、携帯電話通信の第5世代(5G)技術の開発を進めていることを明らかにした。同社は、2020年までの商用化を狙っている。実現すれば、データ通信速度は現行4G通信規格の数百倍になる可能性もある。

 ビジネスウィークによると、サムスンが5G技術の開発を進める背景には、同社が注力するウルトラ高精細(UHD)テレビ事業がある。

 2013年の国際消費者電子製品見本市(CES)で注目されたUHDは、これまでにない鮮明な画像を実現するが、現時点では、普及は現実的ではない。

 その主因は、UHD映像の容量が大きすぎるためだ。たとえば、既存の広帯域接続網の場合、UHDフォーマットの映画をダウンロードするのに数日を要する。

 サムスンの5G技術は、UHD映像の配信に現実味をもたらすもので、実現すれば5G関連市場の覇権を握ることも可能となる。

 サムスンはまた、5G通信網が、最先端の医療サービスにも貢献すると主張。超高速通信網を利用することで、医師は遠隔地から高解像度の画像を診断できるようになる。

 同社は実際、医療サービス向け事業の拡張を視野に入れており、5G技術が商業化される2020年までに同市場を開拓する考えも示している。

 サムスンが今回、次世代通信技術の開発計画を発表したことは、同社が単独でそれを発表した点において、これまでと決定的に異なる。従来、無線通信規格というのは、携帯電話サービス会社(キャリヤー)を含む技術企業同盟が共同開発してきた。

 サムスンによる今回の動きは、技術製品メーカーが新製品の市場を開拓するために、より速い通信速度が必須であることを反映していると言える。

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