ジーメールでグーグル・ウォレット? 〜電子メールに添付して支払い
- 2013年5月17日
- ハイテク情報
グーグル(Google)は、ジーメール(Gmail)とグーグル・ウォレット(Google Wallet)の統合を進めている。モバイル決済機能のグーグル・ウォレットを電子メールに添付することで、相手がジーメール利用者でない場合でも、支払いを送信できるようになる見通しだ。
コンピュータワールド誌によると、ジーメールで送金するには、電子メールを作成して添付ファイルのアイコンをマウスオーバーし、「$」アイコンをクリックする。金額を入力して送信すれば、送金確認の電子メールが受信者に送られる。
同サービス利用料は、グーグル・ウォレットにリンクされた銀行口座を利用者が持っているか、グーグル・ウォレットの残高を使って支払った場合は無料。リンクされたクレジット・カードやデビット・カードでも支払い可能で、その場合は最低取引金額が30セント、取引手数料が取引金額の2.9%課される。送金を受け取る側には常に無料。
グーグル・ウォレットで受け取った資金は、銀行口座に振り替えるか、グーグル・ウォレットの支払いを受け付けている場所で使用できる。
ジーメールを通じて送金したり受け取ったりするには、グーグル・ウォレットのアカウントが必要になる。送金を受け取る人は、ジーメール・アカウントを持っている必要はないが、送金を受領する際にグーグル・ウォレットのアカウントがなければ作成するよう促される。
ジーメールとグーグル・ウォレットを使った送金サービスは、当面、米国内でのみ提供されるが、今後、他国でも順次導入される予定。同サービスは18歳以上に限定して提供される。
ジーメールを使った送金は、コンピュータでの利用に限られるが、グーグル・ウォレットのウェブサイトにアクセスして「送金」ボタンをクリックする方法は携帯機器でも利用可能。
グーグルはそれにともなって、グーグル・ウォレット・インスタント・バイ・アンドロイドAPI(Google Wallet Instant Buy Android API)を発表した。このAPIは、決済サービスを利用する企業や小売店が顧客向けの支払い体験を簡略化するのに活用できる。
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