気温上がると発砲も増える?〜NY市、先週末だけで26人被害

 気温がカ氏90度を超えた先週末のニューヨーク市で、発砲事件が集中発生した。5月31日から6月2日までの週末3日間で26人が銃撃され、うち7人が死亡した。

 CNNによると、マイケル・ブルームバーグ市長は3日の記者会見で「暑くなると発砲が増えるという印象がある」と語った。ただし、年初から同日までの発砲事件数はに127件と前年同期より40件少ないことを強調した。「発砲は1件でも多すぎる。しかし先週は週末を含めてもこの10年で最も事件が少なかった」

 暑さと犯罪発生率は関係があるという学者もいる。ノースイースタン大のジェイムズ・フォックス教授(犯罪学)は、「寒冷な天候と温暖な天候では生活様式が違う。特に猛吹雪などの寒冷な状況では、人は室内にとどまるため犯罪件数は減る。暖かくなると他人と接する機会が増え、衝突する機会も多くなる」と説明する。この傾向は、暑過ぎて犯行の気力もなくなる場合を除いて一貫しているという。

 しかし、ニューヨーク市立大学ジョン・ジェイ犯罪研究カレッジのジョン・シェーン准教授は、先週末だけを見て気温上昇と発砲増加を関連させるのは性急と指摘した。

 同市では2012年11月、史上初の「殺人のない月曜日」があった。その日は市内の5行政区でどんな種類の殺人もなかった。同年末には市長がニューヨークを「全米で最も安全な大都市」と賞賛し、市警の功績をたたえた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る