連続テロで70人死亡 イラク、アルカイダ系か

 【共同】イラク北部モスルなど北部、中部の多くの場所で10日、自動車に積んだ爆弾の爆発や銃撃があり、フランス公共ラジオによると、少なくとも計70人が死亡、230人が負傷した。犯行声明は出ていないが、広範囲での多発テロという手法から国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力による犯行との見方が強い。

 モスルでは治安部隊などを狙って5カ所で自動車爆弾が爆発し、29人が死亡。このほか北部キルクーク州、中部ディヤラ州などで被害が相次いだ。

 イラクでは、イスラム教シーア派のマリキ首相がスンニ派を排除して独裁を図っているとして、スンニ派が昨年末から反政府デモを開始。これに乗じる格好でアルカイダ系のスンニ派武装勢力がテロを活発化させ、シーア派の報復とみられる事件も起きている。マリキ首相は最近、緊張緩和を目指し、スンニ派やクルド人の指導者と会談を行っていた。

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