自動ブレーキ搭載、13年末までに決定〜NHTSA、将来の新型車に

 運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、新型の乗用車・トラックに自動ブレーキング・システムの搭載を義務付けれるかどうかについて、2013年末までに決定する方針を明らかにした。

 デトロイト・ニューズによると、NHTSAのデビッド・ストリックランド局長は、自動ブレーキ技術の信頼性の高さを評価した。自動またはダイナミック(発電)ブレーキを搭載している新車の多くは、「衝突の危険性を事前に感知し、ドライバーの対応が遅れた際にブレーキを作動させるか、踏み込む力が足りなかった場合に補って衝突の回避・緩和に貢献する」という。

 局長は13年末までに、自動ブレーキ技術についての報告をスタッフから受け取る計画だ。

 NHTSAはこれまで、新規制に関して時宜を得た判断を欠いたこともあった。同局は10年12月、14年までに後方カメラの搭載を全新型車に義務付ける提案を発表したが、最終的な規制の公表を4度に渡り先送りしてきた経緯がある。

 米国内の交通事故死亡者数は12年、前年比5.3%増で08年以来の最高を記録した。

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