マップRとVMウェアが業務提携 〜企業の大規模データ仮想化を簡便化

 マップRテクノロジーズ(MapR Technologies)とVMウェア(VMware)は、企業による大規模データ(Big Data)アプリケーションの視覚化を簡便化し、同時に企業が受けられるサポートを向上させるための業務提携を結んだ。

 コンピュータワールドによると、マップRとVMウェアは、VMウェアの「vスフィア(vSphere)」プラットフォーム向けに、大型データ・セット分散処理のためのアパッチ・ハドゥープ(Apache Hadoop)ソフトウェア・フレームワークのマップRディストリビューションを認証するために協力する。

 この認証により、企業はマップRディストリビューションをvスフィア上により簡単に導入して稼働できるほか、業務サポートを受けることが可能になる。

 大規模データを公共クラウドで実行したくない企業は、アプリケーションを仮想化することによって、ハードウェアの利用効率と、各種の事業資源に対する管理を向上させることが可能になる。

 VMウェアは仮想化プラットフォームの大規模データ対応を進めており、その一環として、仮想およびクラウド環境におけるアパッチ・ハドゥープの導入と管理、拡張を支援するオープン・ソース構想「セレンゲティ(Serengeti)」を2012年に発表。

 セレンゲティの最新版には、マップRと「アパッチ・Hベース(Apache HBase)」データ・ストアーへのサポートが盛り込まれた。

 マップRは、大規模データ・アプリケーションをパブリック・クラウドで稼働したい企業向けに、アマゾン・ウェブ・サービシズ(Amazon Web Services)、グーグル(Google)、そしてヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard)と提携している。

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