温暖化行動計画に意欲 オバマ氏「世界を主導」

 【共同】オバマ大統領は25日、首都ワシントンの大学で「米国は気候変動と闘う世界のリーダーであり続ける」と演説し、全ての火力発電所からの二酸化炭素(CO2)排出規制を柱とする地球温暖化対策の行動計画実施に意気込みを見せた。

 オバマ氏は「低炭素でクリーンなエネルギーに基づく経済は今後数十年にわたって成長を続けるためのエンジンだ」と強調。国内での再生可能エネルギー拡大や省エネ強化に加え、中国やインドなどの新興国を巻き込んで石炭火力のクリーン化や代替フロン削減を進める方針を示した。

 一方で、国境を越えたCO2排出につながるとして環境保護団体が認可に反対するカナダからのパイプライン建設計画についても言及。「単に多くの石油を生産することだけがエネルギー戦略ではない。認可は著しい汚染を引き起こさない場合に限る」と述べ、建設を認めない場合もありうるとの考えを示した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る