銃撃事件「悪い予兆」 ムーサ元外相が懸念

 【共同】エジプトのモルシ前政権の打倒運動に参加した野党の有力指導者の一人、アムル・ムーサ元外相(76)が8日、カイロで共同通信と会見し、軍施設前で80人以上が死亡した同日の銃撃事件について「悪い予兆だ」と述べ、モルシ前大統領支持、反対をめぐる対立激化に懸念を示した。

 ムーサ氏は、モルシ氏の出身母体であるイスラム組織ムスリム同胞団が「武装した民兵を持っているのは知られた事実だ」と指摘、軍への抵抗運動を武装闘争にエスカレートさせる可能性があるとの見方を示した。また、対立激化を避けるため、早期の事件調査と結果の公表を呼び掛けた。

 一方、反モルシの大規模デモを「民意」だとして軍がモルシ大統領の権限を剥奪したことについては「決してクーデターではない」と強調した。ムバラク政権に対する2011年の革命と同様に「国民が街頭行動でモルシ氏退陣の決定を下し、軍はそれに続いた」にすぎないと説明した。

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