HV7万7000台を無償で調整〜フォード、実燃費を改善

 フォードは、米国とカナダのハイブリッド車種(HV)所有者に対し、燃費改善を目的とするコントロール・システムの調整を無償で提供する。

 AP通信によると、対象モデルは2013年型以降の「フォードCマックス」、「フュージョン」HV版、「リンカーンMKZ」HV版で、合わせて7万7000台。8月に所有者への通知を始める。

 フォードは上記各モデルの燃費を47マイル/ガロン(mpg)と宣伝しているが、実際はそれほど高くないという不満の声が上がっていた。調整によって、電動走行時の最高速度がこれまでの時速62マイルから85マイルに上昇し、燃費向上につながるという。

 また、グリルシャッターの使い方を改善して空力性能を上げるほか、電動ファンの速度を下げ、エンジン暖気にかかる時間を短縮して、エアコン用コンプレッサーの稼働を最小限に抑える。

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