争い認めるまで会談せず 中国指導部、尖閣問題で

 【共同】中国共産党の最高指導部で序列4位の兪正声全国政治協商会議主席は30日「民主党日中21世紀の会」の横路孝弘会長(前衆院議長)らと北京で会談し、日本側が沖縄県・尖閣諸島問題で領有権争いの存在を認めるまで、日中首脳会談に応じないとの姿勢を示した。

 中国の対日交流団体「中日友好協会」の唐会長(元国務委員)も同日、北京で九州と沖縄のメディア企業からなる「九州・沖縄メディア訪中団」と会談し、首脳会談について「(かえって両国の)対立点が浮き彫りになる」と述べ、実施すべきでないとの考えを示した。

 横路氏が「尖閣は歴史的にも国際法上も日本領だが、紛争を解決するために首脳会談をするべきだ」と主張。これに対して兪氏は「紛争があるということを認めて問題を先送りするならすぐ解決するが、日本側はなかなかそうはいかないだろう。いつまでも待っている」と話した。

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