通信の統合促進を提案 EU、国際通話安く
- 2013年9月11日
- 世界のニュース
【共同】欧州連合(EU)欧州委員会は11日、域内の通信市場統合を進めて関連産業を活性化するための改革案を提示した。国際通話の料金を引き下げることや、携帯電話を海外で使う際の国際ローミングサービスの手数料を原則なくすことなどが含まれる。今後、閣僚理事会や欧州議会で議論する。
EUは人、物、サービスの移動を自由化する市場統合を進めてきたが、電話・通信分野では依然、加盟各国の市場ごとに壁がある。携帯電話やインターネットの高速通信の普及も遅れている。欧州委は規制統一や競争促進で投資を促し、経済成長につなげたい考え。
提案では、固定電話から発信する国際通話の料金について、国内の長距離通話の水準を超えないよう制限。携帯電話では海外で受信した場合の課金を2014年7月から禁止する。ローミング手数料は16年7月までに原則廃止を目指す。
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