ソニー、グーグルにドングル戦争を布告へ〜クロームキャストに対抗
- 2013年9月19日
- ハイテク情報
ソニーは、グーグル(Google)が最近発表したクロームキャスト(Chromecast)に対抗する製品を近く発表する。
メモリー・スティックのような形状のクロームキャストは、テレビのHDMI端子に差し込むことで、利用者が使う情報端末のウェブ・ブラウザー「クローム」が再生するいかなるデジタル・コンテントもテレビ画面に映し出せる35ドルの機器。
クロームキャストは、アップルTVの競合製品とも位置づけられ、8月に発売された際には、アマゾンの小売サイトで即完売したほど人気の機器となった。
米IT業界では、クロームキャストのような機器をドングル(dongle)と呼ぶ。ドングルとは元来、ソフトウェアの違法複製を防止するための機器のことで、それが接続されたパソコンでは特定のソフトウェアしか起動しないようにする。
ビジネスウィークによると、ソニーが発表するドングルは、スマート・スティック(Smart Stick)と呼ばれ、グーグルのアンドロイド(Android)OSで走る。グーグルにしてみると、自社で開発し流通させているOSを搭載した他社製品に挑戦される格好。
ただ、スマート・スティックの価格は100ドル以上と言われる。アップルTVでさえ99ドルだ。スマート・スティックがクロームキャストより多くのアプリケーションによって多様な機能を可能にし、デジタル・コンテントのテレビ画面再生に多くの選択肢をもたらすと言えども、価格競争力の面においてかなり不利であり、失敗するという指摘もある。
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