和解模索、早くも苦境 シャリフ政権、相次ぐテロ

 【共同】パキスタン北西部ペシャワルのキリスト教会で22日に起きた自爆テロは、イスラム武装勢力との和解を模索するシャリフ政権に厳しい現実を突き付けた。今月中旬には同じ北西部で軍幹部が爆殺される事件も起き、6月の政権発足から100日余りでシャリフ首相は早くも苦境に立たされている。

 イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の一派「ジュンダラ」の報道官は22日、テロ行為を認め「米国が部族地域の無人機攻撃をやめない限り、イスラム教徒以外への攻撃を続ける」と主張した。

 シャリフ氏はイスラム武装勢力との対話を繰り返し訴え、TTPから和平の交渉相手と見なされてきた経緯がある。与野党の代表らが参加して今月上旬に開かれた全政党会議も対話路線を支持し、国内ではTTPとの和平交渉に向けた機運が高まりつつあった。

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