イラン、IAEAが核協議 ロウハニ政権下で初
- 2013年9月27日
- 世界のニュース
【共同】イランの核兵器開発疑惑の解明に向け、国際原子力機関(IAEA)とイランは27日、ウィーンで、イランのロウハニ政権下で初めての協議を開いた。イランは26日の米欧など6カ国との外相級会合で、核問題の解決に向けて1年以内に合意をまとめたいと表明するなど、前向きな姿勢を示しており、IAEAへの対応が注目される。
IAEAは、核兵器用の高性能爆薬の実験を実施した疑いのあるテヘラン郊外のパルチン軍事施設の立ち入りなど、新たな検証の枠組みの導入を要求。欧米はイランに対し、11月に行われる定例理事会でのイラン非難決議案の提出をちらつかせ、核計画の透明化など協議の具体的な進展を求めている。
イランはIAEAと昨年1月、核兵器開発疑惑解明に向けた協議を始めたが、これまでに大きな進展はない。ロウハニ政権は穏健外交を掲げ、核問題解決に意欲を見せており、IAEAの天野之弥事務局長は保障措置(査察)の完全実施に向け「イランの考えをよく聞きたい」としている。
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