新車販売、好調は来年限り?〜トヨタ幹部が予想

 米自動車市場は現在、リセッション期に抑えられていた累積需要などによって新車の売れ行きが好調だが、トヨタ幹部は買い替え需要は長続きしないとみている。

 トヨタ北米部門のジム・レンツ最高経営責任者(CEO)は26日、AP通信に対し、古いモデルの買い替えから来る新車の需要は2014年末までには収束し、それまでに新規雇用が急速に伸びない限り販売は減速する可能性があると述べた。

 米新車販売は、金融危機で自動車ローンが枯渇し、米自動車メーカーが経営危機にあった2009年に過去30年間で最低の1040万台まで落ち込み、消費者は雇用不安などから新車の購入を控えていたが、その後販売は徐々に回復して、現在は年換算で1560万台とリセッション前の水準に近づいている。

 レンツ氏によると、今国内を走っている車の平均車齢は11年を超えている。一方で、購入後1〜5年の比較的新しい中古車は供給量が1980年代以降で最も少なく、そのため値上がりして月々の支払いは新車並みになっている。このため、今は新車を買う人が増えているが、新車販売が加速すれば中古車の供給も増えるため、いずれは中古車価格が下がり、新車購入者が減る。

 「やがて1〜5年落ちの中古車の在庫は回復する。その時期はおそらく14年末前後ではないか」というのがレンツ氏の予想だ。

 一方、自動車情報トゥルーカー・コムのジェシー・トプラク上席アナリストは、累積需要はまだまだ収束せず、消費者や企業はリセッション中に乗り続けた古いピックアップ・トラックをようやく買い替え始めたばかりだとみている。

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