勤務中のエクササイズが流行〜トレッドミル付き立ち机など

 デスクワークをしながらウォーキングやサイクリングに励む会社員が増えている。

 AP通信によると、保険コンサルティング会社ブラウン&ブラウン(インディアナ州)のアンドリュー・ロッカビー副社長(福利厚生担当)は、電話やeメールの確認をしながらトレッドミルでウォーキングをするのは「2つの面で生産的だ」と話す。会議や電話に明け暮れるという氏は、会社が今年導入したトレッドミル・デスク2台のうち1台を使い、1日に3〜4マイルを歩いて350キロカロリーを消費している。

 立ち机と運動用具が合体した業務用トレッドミル・デスクは通常、時速1〜2マイルで歩くよう設定されており、心拍数をカロリー消費効果がある程度まで上げつつも業務への精神集中に影響しないのが特長だ。

 大手企業を中心にデスクの人気は高まっており、メーカーのトレッドデスク(TreadDesk、インディアナポリス)では今年、売上高が25%伸びると見込まれている。ユタ州ソルトレイクシティのライフスパン・フィットネス(LifeSpan Fitness)も、今年は前年比で3倍増の売り上げを記録している。

 デスクは1台約800ドル〜5000ドル以上が相場。サイクリングが可能なデスクの場合、自転車を持ち込む別体型なら最低で149ドルだが、一体型だと1400ドル以上するという。このほか、立ち机も、通常のデスクに取り付けるタイプなら250ドルから購入できる。

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