京セラ、シカゴで太陽発電設備を納入 〜 空港レンタカー施設向けに25kW
- 2013年10月14日
- 環境ビジネス
京セラ・ソーラー(Kyocera Solar)は、シカゴ・ミッドウェイ空港の新しいレンタカー施設に25キロワットの太陽光発電モジュールを納入した。
フォート・ミル・タイムズによると、同空港では、レンタカー会社が共同入居する建物「クイック・ターン・アラウンド(QTA)」を環境に配慮して新設し、その屋根上に京セラのパネルを取り付けた。設置作業はグリーン・パワー・ソリューションズが担当した。
それらのソーラー・パネルは、ミッドウェイ空港の滑走路走行時や着陸時に飛行機の窓から見ることができ、同空港が打ち出している環境配慮活動を大きく訴求する存在となっている。
QTAでは毎日数百台というレンタカーの洗車や燃料補給が行われており、洗車スタンド9台分、燃料ポンプ36基、容量2万ガロンの地下燃料タンクを二つ持つ。
新しいソーラー・パネルは、QTAに必要な電力の約30%を供給する。QTAではまた、洗車に使われる水も再生利用している。
この建物の屋根は接合部が分岐した金属屋根になっているため、京セラとグリーン・パワー・ソリューションズはパネルの設置にあたって、ラックを固定するクランプを特別に改造した。
グリーン・パワー・ソリューションズは、ミッドウェイ空港に9基の風力タービンも設置している。
シカゴ市航空局では、ミッドウェイ空港の環境配慮事業においてLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)の認証取得を目指している。
「当社が京セラを選択した理由は、高品質で信頼性が高く、技術支援をしっかり提供してくれること」「それによって、設置作業が合理化された」と、グリーン・パワー・ソリューションズのスティーブ・アーワディ氏は説明する。
京セラは、アリゾナ州のツーソン国際空港からも2.5メガワットの太陽発電設備を受注しており、第1期となる1メガワット分の設置を完了したばかり。その設備は現在、空港ターミナルの使用電力の約3分の1を供給している。
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