「気候変動難民」申請却下 NZ高裁「人権侵害なし」

 【共同】中部太平洋の島しょ国キリバス出身の男性が移住先のニュージーランド政府に対し、母国に戻れば気候変動による海面上昇などの影響で生命の危機に直面すると訴え、難民資格を求めていた訴訟で、ニュージーランドの高裁は26日、男性の訴えを退ける判決を言い渡した。

 「気候変動を理由とする世界初の公式な難民」として認められるか注目されていたが、高裁は、帰国しても衣食住などの基本的人権が著しく侵害されるわけではないと指摘した。

 訴訟記録などによると、30代の男性は2007年に妻と移住。滞在査証が失効し、難民資格を申請したが当局に退けられ、一審に当たる移民保護裁判所でも今年6月に却下されたため、上級裁の高裁で争っていた。

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