SAP、開発者向け新ライセンスを導入 〜 ハナ向け開発ツール群も提供

 SAPは、ハナ(HANA)インメモリー電算プラットフォームの普及を目的に、ソフトウェア開発業者の囲い込みを強化している。

 コンピュータワールドによると、同戦略のなかで最も大規模なのは、SAPの技術を広範に網羅する新たな統合開発者ライセンス制度の導入と、ハナ向けのクラウド基盤リバー(River)アプリケーション開発ツール・セットの投入だ。

 リバーは、「簡便化された開発過程によって、開発者の生産性を向上させる」開発ツール群。SAPは、リバーの開発意向を2010年中旬に明らかにしており、その登場が待たれていた。

 ただ、リバーは現時点において、欧州とアジア、そして米国の一部開発者への試験提供に限られ、一般提供はまだ先の見通しだ。

 SAPはまた、アパッチ(Apache) 2.0のライセンス下で、SAPUI5フレームワークの一部をオープン・ソース・コードとして提供することを明らかにした。

 同社はそのほかにも、オープン・ソースのパース(PaaS=platform as a service)ソフトウェアであるクラウド・ファウンドリー(Cloud Foundry)アプリケーションのハナ接続を可能にするオープン・ソース・サービス・ブローカーを開発した。

 同社はさらに、2010年にサイベース(Sybase)を買収して獲得したアプリケーション開発ツールのパワービルダー(PowerBuilder)について、新版のクローズド・ベータも発表。

 調査会社IDCのアル・ヒルワ氏は、リバーの投入を特に評価しており、「SAPがリバーをクラウドにおいていかに位置付けるかと、SAPがセールスフォース(Salesforce.com)の勢いに迫れるかどうかに注目したい」と語った。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2026年6月1日

    AI時代の仕事術2026
    2026年、AIは「使う」から「任せる」へ 2020年以降、AIの進化は「生成能力...
  2. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  3. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  4. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  5. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  6. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  7. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  8.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
ページ上部へ戻る