グーグルとアンバレラ、身体装着型カメラを開発 〜 1月のCESで実演へ
- 2013年12月24日
- ハイテク情報
グーグル(Google)とアンバレラ(Ambarella)は、2014年1月初旬にラスベガスで開かれる毎年恒例の米国際消費者製品見本市(CES)において、両社が共同開発した身体装着型カメラを実演する。
アンバレラは、身体装着型電子機器向けチップの開発企業。
インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、同カメラは、グーグルのヘルパウツ(Helpouts)というアプリケーションとサービスを搭載することから、2014年に発売されるグーグル・グラス(Google Glass)の最終製品化が最終段階にあるという憶測を誘っている。
ヘルパウツは、グーグルが11月に披露したアプリケーションおよびサービスで、企業や個人が専門的なハウツー情報を無料または有料でオンライン動画として提供できるようにするもの。
アンバレラによると、ヘルパウツを搭載したカメラは、たとえば、スポーツや運動、芸術、調理、工学といったさまざまな分野において教える側が、教えられる側の視点から生動画を視聴できるようにすることで、双方向の指導を可能にする。
同カメラは、フル高精細(HD)動画を録画しながら生映像を無線逐次再生できる。
アンバレラは、英ARMのプロセッサー設計に基づき、省電力型の高精細動画圧縮および映像処理チップを開発した。同社のチップは、スポーツ専用カメラやデジタル・カメラ、車載動画録画カメラに搭載されており、世界中でテレビ番組放送にも使われている。
アンバレラは、2004年にカリフォルニア州サンタ・クララで起業され、2012年10月にIPO(新規株式公開)を果たした。公開価格が6ドルだった同社株価は現在、360%上昇している。
同社の2013年第3四半期売上高は前年同期比29%増の4600万ドル。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ