グーグルとアンバレラ、身体装着型カメラを開発 〜 1月のCESで実演へ

 グーグル(Google)とアンバレラ(Ambarella)は、2014年1月初旬にラスベガスで開かれる毎年恒例の米国際消費者製品見本市(CES)において、両社が共同開発した身体装着型カメラを実演する。

 アンバレラは、身体装着型電子機器向けチップの開発企業。

 インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、同カメラは、グーグルのヘルパウツ(Helpouts)というアプリケーションとサービスを搭載することから、2014年に発売されるグーグル・グラス(Google Glass)の最終製品化が最終段階にあるという憶測を誘っている。

 ヘルパウツは、グーグルが11月に披露したアプリケーションおよびサービスで、企業や個人が専門的なハウツー情報を無料または有料でオンライン動画として提供できるようにするもの。

 アンバレラによると、ヘルパウツを搭載したカメラは、たとえば、スポーツや運動、芸術、調理、工学といったさまざまな分野において教える側が、教えられる側の視点から生動画を視聴できるようにすることで、双方向の指導を可能にする。

 同カメラは、フル高精細(HD)動画を録画しながら生映像を無線逐次再生できる。

 アンバレラは、英ARMのプロセッサー設計に基づき、省電力型の高精細動画圧縮および映像処理チップを開発した。同社のチップは、スポーツ専用カメラやデジタル・カメラ、車載動画録画カメラに搭載されており、世界中でテレビ番組放送にも使われている。

 アンバレラは、2004年にカリフォルニア州サンタ・クララで起業され、2012年10月にIPO(新規株式公開)を果たした。公開価格が6ドルだった同社株価は現在、360%上昇している。

 同社の2013年第3四半期売上高は前年同期比29%増の4600万ドル。

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