米、イラクに武器支援強化 アルカイダ系の掃討目指し

 【共同】カーニー大統領報道官は6日の記者会見で、イラク中西部アンバル州ファルージャなどを支配下に置く国際テロ組織アルカイダ系の「イラク・シリアのイスラム国」の掃討を目指し、イラク政府への偵察用の小型無人機を含む武器支援を強化していく意向を示した。

 「イラク・シリアのイスラム国」は4日、ファルージャを制圧、同州ラマディの一部も同組織などの武装勢力が支配下に置いており政権側との戦闘が続いた。これについて、米議会の一部からは、米軍撤退の結果だとしてオバマ政権を批判する声が出ている。

 カーニー氏によると、「イラク・シリアのイスラム国」とのこれまでの戦闘で有効性が示されたとして、ヘルファイア空対地ミサイルを今春にもイラク側に追加供与。さらに小型の無人偵察機を数週間以内に10機、その後に48機を供与するなどし、米側による支援を加速させる。

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