日本精工、先進型電動パワーステアリングを開発
- 2014年1月29日
- 自動車関連
日本精工は、世界市場の幅広い車種に対応可能な電動パワーステアリング(EPS)システムを開発した。新たなEPSシステムは、モニター機能を有する2基のプロセッサー付きのマイクロコンピュータを内蔵し、高精度、かつ高速度の異常検出機能を備えている。また、標準のEPSシステムに比べ、小型化と10%軽量化に成功、小型車と中型車両方に対応可能だ。
日本精工はEPSシステム事業の拡大に努めている。2013年5月には、同社の子会社、NSKステアリングシステム・アメリカが、テネシー州ダイヤースバーグ、バーモント州ベニングトン、ミシガン州アンアーバーに米国工場を開設し、111名の新規雇用を創出した。日本精工のEPSシステムが米国で最も売れている2つの車種に導入されていることから、同社は労働力の拡大を決断した。新たな人材は、2013年にスタートした新規の2本の生産ラインに投入された。同社は2017年には、同システムの売り上げを3億3380万ドルまで伸ばすことを視野に入れている。
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