GM、北米で約78万台リコール〜イグニッションに不具合
- 2014年2月13日
- 米国ビジネス
ゼネラル・モーターズ(GM)は13日、北米で小型車77万8562台のリコール(回収・無償修理)を発表した。イグニッションの不具合が理由。
ロイター通信によると、リコール対象モデルは、2005〜07年型の「シボレー・コバルト」と07年型「ポンティアックG5」。キーホルダーの重みや路面状況などによる振動でイグニッション・スイッチの位置がずれ、エンジンやエアバッグなどの電気系統が突然切れる可能性がある。
これまでに前部の衝突事故で正面のエアバッグが作動しなかった例が5件報告されており、計6人が死亡している。すべてオフロードでの高速衝突事故で、シートベルトの不着用や飲酒運転と重なる場合もあるため、GM広報は「たとえエアバッグが作動したとしても重傷者や死者が出た可能性が高い」と説明している。このほか、死者はないが衝突事故でエアバッグが作動しなかった例が17件あったという。
リコール台数の内訳は、米国が61万9122台、カナダが15万3310台、メキシコが6130台。イグニッション・スイッチを無償で交換するが、それまではキーホルダーから不要な物を取り外し、軽くして使うよう呼び掛けている。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に
-
2024年4月22日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ボルティモアの橋崩落、輸出・小売業者に影響
-
米国のMBA課程、人工知能分野の教育を積極化 〜 会社で求められる技能に学生側も関心を強める
-
2024年4月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
テスラ、急速充電網を開放~EV普及の節目となるか
-
2024年4月15日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV生産コスト、27年にはガソリン車より安く~ガートナーが予想
-
人間の労働力の方が人工知能より安価 〜 MITの研究、雇用機会の大部分は人工知能にまだ奪われないと結論
-
ドローン配送に現実味~運用範囲広がる