軍政首相、司令官を辞職 フィジー、文民で選挙出馬

 【共同】南太平洋のフィジーで2006年にクーデターを起こして全権を掌握し、軍事政権を率いてきたバイニマラマ暫定首相が5日、軍司令官を辞職した。オーストラリア放送協会(ABC)などが伝えた。

 9月までに行われる予定の総選挙に、文民として出馬する構え。オーストラリアのビショップ外相は声明で「議会制民主主義への復帰に向けた前向きな進展」と歓迎した。

 ABCによると、フィジーでは法律により、軍所属者は政党活動に従事できない。軍司令官の後任には、バイニマラマ氏の忠実な支持者とされる地上部隊のティコイトガ司令官が就任した。

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