自動車のリコールが増加〜販売量の拡大、技術の高度化で
- 2014年3月6日
- 米国ビジネス
自動車のモデルが増え、技術が複雑になり、当局が検査を強化したことで2013年はリコール(回収・無償修理)の台数が増えたことが、金融コンサルタント会社スタウト・リシウス・ロス(SRR、イリノイ州)の調査で分かった。
ブルームバーグ・ニュースによると、SRRが自動車メーカーと運輸省道路交通安全局(NHTSA)のデータを分析した結果、13年のリコール台数は計1000万台を突破し、09年以来で最高を記録した。
フォードとGMは14年、北米で計30の新型および改良モデルを発売する。SRRのニール・スタインカンプ取締役は、販売量が拡大すればそれだけ品質問題も増えると話した。
SRR調査によると、メーカーは車両の生産を開始した年に平均で全体の約54%をリコールしている。生産初年のリコール率が最も高いのは現代自の67%で、最低はトヨタの42%だった。
NHTSAは現在、イグニッション・スイッチの不具合によるゼネラル・モーターズ(GM)の160万台に上るリコールについて調査を進めている。衝突事故による13人の死者が報告されているこの問題の調査の焦点は、GMが05〜07年型「シボレー・コバルト」など計8車種のリコールに踏み切るまで数年を要した理由だ。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ